配色バランスって難しいなぁ
やっぱり配色の本は1冊持っておくべきだよね
と、お考えではないですか?
イラストを描くにあたり、色のバランス、配色は重要ですよね。
色だけで「暑い(熱い)」「冷たい」「やわらかい」「不安」など、さまざまな状態や思いを表現できます。
今回は「おすすめの配色本」や配色本を持つメリット・デメリットを紹介します。
独学イラストレーターにおすすめの配色本
初心者向き!調べやすくてわかりやすいおすすめ2冊
こちらはわたしがよく使っている2冊です。
出番が多いんだね〜
おすすめポイントはどこかな?
まずこちら「オノマトペでピンとくる!ひらめき配色図鑑」
「ウキウキ」「そよそよ」「シ〜ン」など「オノマトペ」から合う配色を調べられる1冊です。描きたいイラストのイメージから配色がわかるので、初心者でも「この組み合わせがいいかな」と色を決められます。
配色本は、当然ですがさまざまな配色がずら〜〜〜っと並んでいます。なので、絵を描き始めたばかりのころは「え?結局どの配色がいいんだろう…」と逆に迷ってしまいますよね。
けれど「しんみりした絵にしたい」「ほのぼのしてるイメージ」などとイメージが決まっていれば、それに近い「オノマトペ」で探せるのがこの本のメリットです。
配色の本を見ていても、どれが自分の描きたいイラストに合うのかわからないことがあるよね
そうそう、結局決められないことって、ありますね
でもこの配色本なら配色を決めやすくなりますよ♪
わたしもペラペラとめくっては「そうそう、こんな色合いでまとめたい!」とヒントをもらっています。
次におすすめの1冊がこちら。「3色だけでセンスのいい色」。
とても売れている書籍なので、本屋さんで平積みされているのを見たことがある方もいるのでは?
色をあれこれと使うとまとまりがなくなりますが「3色だけ」でしっくりくる組み合わせがわかるのがいいですね。
3色だけなら、
初心者の自分でもセンスよく描けそう!
この本の「3色」をベースにすると、
ぐっとセンスのいいイラストになりますよ♪
ただ単に「3色だけ」が紹介されているのではなく、その3色のバランスを変えるとどのようなイメージになるかも掲載されています。
- ベースカラー(基調色)
- アクセントカラー(強調色)
- サブラカラー(補完色)
基調色、強調色、補完色のカラーバランス、カラーパターンを複数見れるので、パッと「このイメージいいな」と直感的にわかりやすいのがポイントです。
サンプルで載っているデザインもセンスがいいので
イラストやデザインをまとめるときの参考になりますよ
配色本を持つメリット
イラストを描くならやはり持っておきたいのが「配色本」です。
配色本ってやっぱり必要?
持っているとなにがいいのかな?
メリットを紹介しますね!
配色バランスから色を選べる
よし!うまく描けた!と線画で満足しても、色を塗ると「あれ…?変…」と思った経験はありませんか?
なんだかしっくりこないイラストも配色を整えると、がらっと印象が変わります。
自分で試行錯誤するのも大事ですが、配色本を見て色を決めるとさっとバランスの良い配色でイラストをまとめられますよ。
自分で色の組み合わせを1から考えるのは大変だけど
配色本から選ぶならバランスがいいよね!
イラストがよりプロっぽくなる
配色のバランスを良くすることで、よりプロっぽいイラストが完成します。
イラストがうまく描けないときは「足し算」「足し算」でいろいろと加えたくなりますが、不要な要素は「引き算」しなければなりません。
けれど、描き慣れていないころはその「引き算」の加減が難しいですよね。
配色本を参考にして色を決定すると自然と「引き算」したイラストが描けて、プロっぽい仕上がりにできますよ。
わかる…!
「なんだかまとまらない」って思って
あれこれ色を足しちゃうことがあるよね
もちろん「足し算」をたくさんするのも大事ですよね。
でもまとまらないときは配色本をヒントに「引き算」してみましょう♪
ヒントをもらえる
なにを描こうかな、どんなふうに描こうかな、と迷うことってありませんか?
配色本を見ていると「次はこんな色合いで描いてみよう!」「もしかしたらこのイラストはこの配色でまとめてもよかったかも!」などとヒントをもらえます。
イラストを描くのは「楽しい!」とどんどん筆が進むこともあれば、ときには…
・描きたいのに、描けない
・そもそもなにを描こうかと迷う
・自信がなくなる…
などと、うまく描けないこともありますよね。
そんなときに配色本をパラパラとめくっていると「あ!こんなふうに描いてみようかな」とひらめきがわいてきますよ。
色からイメージがわくことってあるね
そうそう♪
配色からヒントをもらって描いてみましょう♪
配色本を持つデメリット
正直なところ、配色本を持つデメリットはないと思います。
思いつくことをあげてみましたが、デメリット以上のメリットがありますよ。
出費がかかる
書籍を購入することになるので、やはり出費がかかります。
そして「配色」の書籍は色を伝えるため、オールカラー&比較的しっかりとした紙質なことが大半。
1000円以下で…ってのは無理そうだね…
安くても2000円ほどの価格ですね
けれど、配色の書籍は辞典のように長い間活躍するものです。
むしろ2000円で手に入るなら安いのでは…と思います。
古本屋やフリマアプリなどを検索してみてもいいですね
書籍でなくても情報を得られる
現代はインターネットでさまざまな情報を得られる時代です。
当然、配色の情報も検索するとすぐに見つけられます。
なるほど!
あえて書籍を買わなくても、ネットで配色について検索できるんだね。
ただし、やはり実際に自分の手で紙をめくり、ぱらぱらと眺めていることで得られるアイデアや情報は大切だと感じます。
「紙の本」ならではの良さがあるので、1冊は手元に置いておきたいところです♪
場所を取る
配色の本は、さまざまな配色パターンが掲載されているので「うすっぺらい本」ではありません。
ある程度の厚さがあるので、当然場所を取ります。
特に何冊も買っちゃう方は、配色本だけで本棚のスペースを取りますね。
場所を取ることが気になる方は、
- 厳選して数冊に絞る
- サブ的に使う書籍は電子版にする
などで工夫するといいですね。
気に入った本があるとついつい買っちゃって、本棚がいっぱいだ〜
わかります…
絵を描いていると資料がどんどん増えますよね…
配色本は何冊持っておくべき?
「配色本」とひとことでいっても、書籍によって特徴がいろいろ!目移りしてしまい、何冊もほしくなってしまいますね。
とりあえず1冊は必須
やはり1冊は「イラストを描くためのバイブル」として持っておきましょう。
どのような色で塗るか迷ったとき、イラストがしっくりこないとき、色で世界観をさらに表現したいとき…など多くのシーンで役に立ちます。
「まず1冊」買うことで「こういう配色本がほしい」「少し使いにくいかな」などと使い心地がわかるので、次の1冊も選びやすくなりますよ。
使ってみないことには自分に合う本がわからないので
まず1冊、気になるものを手に入れてみましょう♪
ジャンルごとに2〜3冊
配色本も、書籍により特徴が異なります。
- 理論も書かれた教科書的な配色本
- 日本の色、北欧の色など、国や地域に特化した配色本
- サンプル画像が多数掲載された配色本 などなど…
たとえば、最初に紹介した「初心者でも使いやすい配色本」を購入したあとで
北欧系のイラストを描くから、北欧の配色が知りたいな
色について深堀りできる教科書のような本がほしいな
などと、自分のイラストの傾向や、自分が深く勉強したい内容に合わせて2〜3冊目を選ぶのがおすすめです。
配色本を選ぶポイントは?
実際買ってみたいけど、どうやって選ぼう
- 実際にめくってみて、使いやすいもの
- 配色のサンプル画像が好みなもの
- 予算
配色本は「読み物」というよりも「使うもの」なので、道具のように自分にしっくりくるものを選んでみましょう。
絵を描いて配色に迷ったときのことを考えて「この本なら色を選びやすいな」と思える1冊がいいですね。
実際に使うときを想定しながら選びましょう♪
また、配色本には、配色のサンプル画像が掲載されているものが大半です。配色例の組み合わせと同じ色合いの実際の広告やサンプルのデザインなどが載っているので、その画像が好みであればあるほどアイデアがわきやすくなりますよ。
好みのものは見ているだけで楽しいね。
最後に、やはり気になるのが予算ですよね。配色本は長く使えるものなので、少し予算オーバーしても無駄になることはないと思います。
けれど、2000円ほどでも十分すてきな使いやすい配色本はあるので、いろいろと手に取って選んでみましょう。
まずは自分で手に取ってみよう
配色本は、どれも「色のパターン」を掲載した書籍ですが、それぞれ特徴が異なります。ですので、ぜひAmazonなどで「試し読み」したり書店で実際に手にとって中身を確認したりしてみましょう。
「これは調べやすい」「なんだかこの本すきだな」とあなたが「ピン!」ときた1冊をぜひ本棚に置いておくといいですね。
↑こちらの書籍の「読者特典」もぜひご利用ください。独学イラストレーターにおすすめの書籍を、配色本以外も多数紹介しています。
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