iPadだけでイラストを売るには？独学でイラストレーターになれた方法

こんにちは。ライター＆イラストレーターのなつめももこ（@natsume_momoko）です。

わたしは現在イラストの仕事をしていますが、始めた当初はiPadだけでイラスト作成していました。

（というと、いまはiPadを使っていないような言い方ですが、いまでもiPadだけで作成したイラストをクライアントに納品することが多々ありますよ ）

・まずはiPadでイラストを始めたい
・気軽にスタートしたい
・独学だからペンタブレットはハードルが高い

といった方に向けて、わたしがiPadだけでイラストの仕事を獲得するようになった経緯をお伝えします。

「iPadだけ」でイラストを始めたきっかけ

イラストの専門学校や美大や芸大へ行ったことがなかったわたしが、iPadでイラストを描き始めたきっかけは「夫が羨ましかったから」というただそれだけです。

iPadを買おう！と決めたとき、特に大きな目標や計画はありませんでした。

iPadでイラストを描いて、LINEスタンプを販売している夫を見て

と、思った。というただそれだけのことなのです。

「iPadでイラストを描いて、販売しよう…」と思うと「売れないだろうな」「独学の自分には無理かも」「自信がない」などと思ってしまうかもしれません。

しかし「いいなぁ〜〜」という軽い気持ちがきっかけだったとしても、とりあえず続けてみると小さな成果が得られるのでまずは「えいっ！」とやってみるのがおすすめです。

イラストにおすすめのiPadは、どれ？

と、思っても「どのiPadがいいの？」と、そこでストップしてしまうかもしれません。

結論、まずはどのiPadでも大丈夫！予算があれば、スペックの高いiPad Proがおすすめですが、10~20万円ほどの価格なので無理に購入する必要はありませんよ。

スペックの高いiPad ProやiPad Airでなく「無印iPad」でも十分イラストの仕事ができます。

iPad選びに関しては、ぜひこちら の記事もご覧ください。

iPadでイラストを描くには？アプリはどれがいい？

iPadを手に入れたら、お絵描きアプリをダウンロードしてみましょう。

お絵描きアプリには、無料のものと有料のものがあります。

使ってみないことには使いやすさを実感できず、自分が求めている機能があるかはわかりません。

＜おすすめの無料のお絵描きアプリ＞
アイビスペイント
わたしも実際に使用していたお絵描きアプリです。有料版もありますが、まずは無料版をダウンロードして使い心地を確かめるのがおすすめ。

ツールのアイコンに「 ブラシ」「 スポイト」などと日本語で描かれているので、デジタルイラストが初めてでもわかりやすいアプリです。

＜おすすめの有料のお絵描きアプリ①＞
プロクリエイト
わたしが現在メインで使用しているお絵描きアプリです。直感的に使えるシンプルな操作画面で、ストレスなく使えます。

ペンの種類が豊富なのもうれしいところ。ペンを使い分けてさまざまなタッチでイラストを描けます。
有料ですが、買い切り価格で2,000円（2023年7月現在）。１年使用すると、１か月あたり166円というかなりお得な価格です。

＜おすすめの有料のお絵描きアプリ②＞
CLIP STUDIO PAINT EX（クリスタ）
プロのイラストレーターや漫画家も使用するお絵描きアプリ。初めてのデジタルイラストで使う場合は、ツールが多くて少し手間取ってしまうかもしれません。

しかし、クリスタならユーザー数が多いため、使い方を調べると解決できる記事や動画などをすぐに見つけられます。使っていくうちに慣れていくので、ゆくゆくはプロとしてイラストを描きたい！という方は、最初からクリスタを使用するのがおすすめです。

iPadイラストを売るにはどうしたらいい？

イラストに限らず、ものを売るにはまず「知ってもらうこと」が重要です。知らないものは、誰も買えませんから。

まずは気軽に投稿できるSNSで発信していくのがおすすめです。

SNSで発信

と、思うかもしれませんが、わたしがいまやっているお仕事はTwitterやInstagram経由の依頼が大半です。

ところが、Twitterを始めたところ、次々にイラストの仕事をいただけるようになったのです。

＜依頼がもらえるようになったポイント＞
・フォロワーさんと積極的に交流
・イラストを継続的にアップ
・イラストプレゼントの企画
・イラストが必要な方とつながった

実は、Instagramではフォロワーさんと交流せずに、たんたんとイラストをアップしていただけでした 

ただの独学でイラストを描いている無言の人に、イラスト作成の依頼をする人なんてそうそういないですよね。

Twitterでは積極的に交流することで、人柄を知ってもらって依頼されやすくなったり、フォロワーさんの反応を見てどのようなイラストがいいのか分析できるようになったりしました。

販売サイトの作成

単純にSNSでイラストをアップしているだけでは、いざ「売ろう」というときに「あれ？どうやって売るの？」と困ってしまいますよね。

販売サイトを使用すると、手数料がかかりますが

・自分で1からサイトを立ち上げる
・自分で集客する
・金銭のやり取りを自分でする

といった労力を考えると、まずは販売サイトに頼るのがおすすめです。

＜イラスト販売ができるサイト＞
・クライアントとやり取りのあるサイト
ココナラ
SKIMA
minne
・ストック型のサイト（ストックイラスト）
PIXTA
Shutterstock
Adobe Stock

ポートフォリオの作成

イラストを販売するなら、ポートフォリオ（作品集）をつくりましょう。「こんな絵が描けますよ」というメニューのようなものです。

例えば…の話ですが、メニューない飲食店、ってどう思いますか？

そう、メニューがなければどんな料理が出てくるのかわからないので、そのお店は利用したくないですよね。

イラストも同じです。どのようなイラストを描いてもらえるのか、仕上がりのイメージがなければ依頼されにくくなってしまいます。

自分のサイトやブログを立ち上げてポートフォリオを作成するのも良いですが、ある程度のスキルが必要で時間もかかってしまいます。

最初さくっとつくれる、ポートフォリオサイトを利用してみるといいですね。

iPadだけで独学のイラストを売った経緯とは

わたしは「まったくの独学＆専門的な道具がなにもない」という状態でしたが、イラストの仕事を始められました。使ったのは「iPadとSNS」。

＜なつめももこのイラストレーターデビューの流れ＞
（１）iPadでイラストを作成
（２）SNSにイラストをアップ
（３）イラストが必要な方とフォロー＆フォロワー関係に
（４）フォロワーからイラスト作成依頼
（５）ココナラで販売開始
（６）ポートフォリオを作成
（７）ポートフォリオを添付して企業案件に応募
（８）SNS経由で企業からオファー

当然ですが、まずは描かないことにはなにも始まりません。iPadでイラストを作成、そして「見てもらわなければなににもならない」ので、SNSにアップ。

次のポイントは交流。現在はSNSの時代。猫も杓子もSNSをしているので、無名のイラスト好きがイラストをSNSにアップしても最初は誰も見てくれません 

わたしはSNSを通じて「ライター」や「ブロガー」など、自分のコンテンツにイラストを必要とする方とつながったことで、イラストの仕事依頼をいただけるようになりました。

あとは作成した作品をポートフォリオにしたり、ポートフォリオを添えて案件に応募したり…。行動あるのみ！です。

まずはiPadのお絵描きを始めてみよう

iPadは持ち運びがしやすく手軽に使えるので、デジタルイラストを始める「最初の一歩」を踏み出す相棒として最適なツールです。

「描く」「トレースする」「保存する」「送信する」「資料写真を撮る」など、イラストを作成、納品する上で必要な機能が十分にそろっています。

インターネットを繋げたiPadであれば、そのままSNSにも気軽に投稿できますよ。

まずは気軽にiPadイラストを始めてみませんか。