独学でイラストのスキルをアップするにはどうしたらいいんだろう?
練習が不可欠ですけど、
どうしたらいいのか迷いますよね。
イラストは「突然うまくなる!」というものではなく、コツコツ続けて練習することでしかスキルアップできません。そこで「具体的にどんな練習をしたらいいの?」と悩んでしまいますよね。
今回は、おすすめの練習方法をお伝えします。まずはひとつだけでも挑戦して続けてみると、スキルアップを実感できますよ。
以下の画像は2022年のわたしの成果です。1月と2月。たった1か月でかなりタッチが変化しています。挑戦あるのみ!ですね。あなたも毎日の練習で変化してみませんか。
【独学イラスト】練習(1)トレースする!
なにごとも「真似」するところから始まります。まずは「こんなイラストを描いてみたい」と思うプロのイラストをトレースしましょう。
わたしたちは幼いころ日本語を覚えるときに、まわりの大人たちの言葉を繰り返し真似して覚えてきましたよね。それと同じで、イラストも「繰り返し真似」することから始めてみましょう。
方法1)デジタルでトレースする
トレースしたい画像をお絵描きアプリに取り込んで、上からトレースしていきましょう。
1)描きたいイラストをお絵描きアプリに取り込む
2)上からレイヤーを重ねて、なぞっていく
方法2)アナログでトレースする
トレースしたいイラストの上に、紙を重ねてトレースしてきましょう。
1)描きたいイラストを用意する
2)上にトレーシングペーパーや薄い紙を重ねてうえからなぞる
トレースする画像は何がいい?
トレースする画像は、まず「自分の好きなもの」を選んだらOKです。楽しんで始められるものからスタートしましょう。
イラスト作成に慣れてきたら「スキルをあげたいもの」「苦手なもの」に特化していくといいでしょう。
・背景が苦手なので、背景画のトレース
・人体をバランスよく描けないので、人体のトレース
・ゲームキャラクターのスキルを上げたいから、キャラクターのトレース など
わたしは背景含め、イラストの装飾をするのが苦手なので
描き込んであるイラストのトレースをしています♪
「お手本になるイラストを見つけられない」という方は、スタジオジブリの画像がおすすめです。「画像提供」として映画のシーンが多数提供されています。
「常識の範囲内でご自由にお使いください」とのことですので、トレースにはぴったりの資料ですよ。
まずは「描きたい!」と思える憧れのイラストのトレースに挑戦してみましょう!
まずはわくわくするイラストからトレースしてみたいね。
(※練習として個人で使うだけなら、どの画像を使用しても特に問題はありません。しかし、練習した画像をインターネットにあげるなど、公表するなら著作権に注意が必要です)
【独学イラスト】練習(2)クロッキーする!
人物、ものに限らず、やはり「見て描く」練習が重要です。クロッキーを毎日の練習メニューに取り入れましょう。
クロッキーとは短時間に、簡潔に素早く描くことです。「ていねいに描く」というよりも、素早く対象のものの特徴を捉えて描くのがポイント。
時間をかけないので重要な要素のみを描く力が養われ、対象物の構成や特徴を捉えられる訓練ができます。「3分」「5分」「10分」などと時間を区切って素早く描く練習をしてみましょう。
わたしは「右側を向いた顔」を描くのが苦手でしたが
クロッキーを繰り返しているうちに苦手意識がなくなりました♪
方法1)リアルな対象物をクロッキー
人物や果物など、リアルなものをクロッキーしてみましょう。家族にポーズをとってもらったり、身近な文房具や家具などものを描くのもいいですね。
方法2)動画を見てクロッキー
YouTubeを見てみると、クロッキー用の動画も公開されているので、そういった動画チャンネルを利用するのもおすすめです。タイマーがセットしてあったり、毎回さまざまなポーズをとってくれたりしているのでクロッキーしやすくてスキルアップにおすすめです。
パントマイムなどのパフォーマンスをしているChata(チャタ)さんのチャンネルは、さまざまなポーズを描けるのでおすすめです。1分スケッチ、3分スケッチなど短時間でポーズを切り替えてくれるので、毎日の練習にピッタリ。
方法3)本を見てクロッキー
クロッキーについて書かれた本を見て、先生のお手本を参考にしながらしてみるのもいいですね。「素早く描写する」と言われても「どこに気を付けて描くの?」「どんなふうに描けばいいの?」と最初は迷ってしまう方もいるでしょう。
お手本を元にクロッキーをしてみると「線の捉え方」「見るべきポイント」がわかりやすく、スキルアップのスピードも速くなります。
クロッキー(ジェスチャードローイング)をするなら、まずは砂糖ふくろう先生に習って!というくらい、砂糖先生のジェスドロはわかりやすくて楽しいです。
こちらは砂糖ふくろう先生の新刊!
【独学イラスト】練習(3)お絵描きアプリを使う!
デジタルイラストで仕事をしていきたい方は、お絵描きアプリに慣れておく必要があります。アナログからデジタルに移行すると最初は描き心地に慣れないかもしれませんが、繰り返し使うことで上達するので毎日お絵描きアプリを触ることを習慣化していきたいですね。
方法1)トレースをデジタルで
練習方法1の「トレース」をするときにお絵描きアプリを使ってみましょう。トレースの練習だけでなく、お絵描きアプリのスキルアップもできて一石二鳥です。
トレースしたイラストに色をぬるときも、さまざまな塗り方をして実験的にやってみると「自分らしいタッチ」「自分らしい色の付け方」に出会えるかもしれません。
方法2)クロッキーをデジタルで
練習方法2の「クロッキー」をするときにお絵描きアプリを使ってみましょう。クロッキーを1日に何枚も描くときは紙をたくさん消費します。お絵描きアプリを使うことで、ノートやスケッチブックを何冊も用意する必要がなくなります。
また、クロッキーをするたびにさまざまなペンを使ってみるといいですね。お絵描きアプリにはたくさんのペンがあり、どれが自分のイラストにしっくりくるのか試行錯誤してしまいます。
練習のクロッキーでさまざまなペンを使っているうちに「これが描きやすい」「自分の絵に合ってる」といったものに出会えるきっかけになりますよ。
とにかく反復練習!イラストは積み重ねでスキルアップ
イラストのスキルを上げるためには、ひたすら手を動かしていくしかありません。まずは「練習メニュー」を決めて自分のルーティンを習慣化させましょう。
わたしの場合は
・砂糖ふくろう先生の本を参考にクロッキー(ジェスチャードローイング)
・北澤平祐先生の画集をトレース
・「デザインのドリル」の練習問題
を毎日のルーティンにしています。まずは30分程度で完了するものを毎日の練習メニューにしておくと、ハードルが低くなるのでおすすめです。
続けられなければ意味がないので、
まずは「気軽に」「楽しく」始められるものを練習メニューにしてみましょう♪
以下はわたしの練習ルーティンのお供にしている書籍です♪
ぜひ、一緒に毎日の練習を続けていきましょう〜♪
コメント