独学だけどイラストレーターになるにはどうしたらいいんだろう?
やはりほかのイラストレーターにはない「強み」や「売り」がより一層求められますよね。
イラストを販売するにはやはり画力というスキルが必須です。しかし、画力があればそれだけで仕事になる、とは言い切れませんよね。今回は、独学イラストレーターに必要なプラスアルファのスキルを紹介します。
なつめももこの場合
わたしは決して売れているイラストレーターではなく、本業はライターとして収入を得ています。そんなわたしですが、企業から毎月継続して依頼をいただき、サイトにイラストが使用されているのです。
わたしのイラストが企業に使用されている理由…、それは「文章」があるから。
わたしの場合は「イラスト」だけでなく「文章」とセットで売り込むことにより「文章を書けるイラストレーター」もしくは「イラストが書けるライター」として起用していただいています。
なるほど。「イラスト」にプラスアルファで文章力があるわけだね。
イラストは「イラスト」だけで完結もできますが、Web記事に載せる場合などはやはり「挿絵」としての役割が大きく、必ず文章がついています。
そこで、企業としては「イラストレーター」と「ライター」をバラバラで探すよりも、両方できる人を採用する方がメリットがあるわけです。
加えて、わたしには管理栄養士の資格があります。一見イラストとは関係のない資格ですが「料理系、栄養系の記事に添えるイラスト作成ならわたしに!」と売り込みやすくなりますよね。
このように、イラストと関係のなさそうな資格や経験でも、イラストと組み合わせることで「あなたの強み」「あなたの売り」に変わります。
イラストにプラスアルファしたいスキル
ライティング力
「文章」はイラストとかなり相性のいいスキルです♪
イラストレーターと同じく、ライターにも特別な資格は必要ありません。文系の大学を出ていなければいけない、必須資格がある、というわけではないので未経験からでも挑戦できます。
ライティング力は、文章の書き方の本などで身につけられます。自分で文章を書けて、挿絵も描けると「記事を丸ごと」依頼される可能性があるのでおすすめです。
ライティングのスキルは独学でも身につけられるので、まずは書籍などから勉強するのがおすすめです。YouTubeでも「文章 書き方」「ライター なり方」などと検索すると、動画で学習できますよ。
これらはわたしも実際に購入して勉強に使った書籍です
デザイン力
イラストは画像の中に文字を組み込むなどデザインをする場合があります。デザインスキルを身につけておくと「イラストだけでなく、デザインもまとめられます」と売り込みやすくなりますよ。
また、デザインするときに必須なAdobeのIllustratorやPhotoshopを使いこなせることで、イラストレーターとして仕事の幅が広がるきっかけにもなります。
「デザイン」がメインではなく、イラストにデザイン要素を含ませることなら独学でも可能です。デザイントレースに挑戦したり、Illustratorの使い方を学んでみたりしましょう。
こちらはデザインの先生もおすすめしていた書籍です
わたしも1日30分ほどドリルに取り組んでいます。
あなたがこれまでにやってきたことや、趣味
意外に思われるかもしれませんが、まったくイラストと関係のないことであってもイラストのスキルとしてあなたの「プラスアルファ」になります。
例えば、あなたが犬のイラストを発注するとして、
トリマーの資格があるイラストレーターとないイラストレーター
どちらに発注したいですか?
トリマーさんの方だね。
ワンちゃんへの愛情がありそうだし、
犬の骨格や特徴にも詳しそうだもの。
もちろん、イラストのスキルも大事です。けれど、依頼するとなると、より専門的な知識がある方やイラストにするモノに対して愛情がある方にお願いしたいですよね。
トリマーの資格をイラストレーターとしての魅力と思ってもらえるように、車の整備士、病院、魚屋、スポーツジム…。一見イラストと結びつかない経験でも、あなたの売りにできるのです。
<これまでの経験をどう活かす?>
・車の整備士…乗り物のイラスト
・病院…人体のイラスト、医療器具のイラスト
・魚屋…魚のイラスト、水族館のイラスト
・スポーツジム…筋肉のイラスト、動きのある人のイラスト などなど
専門的な知識や経験をイラストに落とし込んでみましょう!
プラスアルファのスキルを売り込む方法
ポートフォリオで目立つように
ライティングスキルやデザインスキル、これまでに培った経験がわかるように、ポートフォリオにまとめましょう。
例えば、トリマーの資格を活かして動物のイラストが描けるならポートフォリオに動物のイラストを多めに載せるといいですね。
肩書も「どうぶつ専門イラストレーター」などにすると
パッと見ただけであなたがどんな絵を描けるのかがわかります。
応募の際にサンプルとともに提示
イラストレーターの募集に応募したり、企業に売り込んだりするときは、その応募内容や企業に合わせたサンプルを提示しましょう。
例えば、「ライティングスキルがあるので、
文章にプラスして挿絵をつけられます」というときは
サンプル記事そのものがあるとわかりやすいですよ。
仕事を獲得したときにプラスでアピール
仕事を依頼されてクライアントとの取引が始まることがあると思います。そのときに「デザインもできます」などとプラスアルファのスキルをアピールしてみましょう。
「イラスト作成だけ」の依頼のところ、デザインも追加でお願いされてより多くの仕事を任せられるかもしれません。
ゴリ押ししすぎないように「よければ、こんなこともできますよ」
というふうに伝えてみましょう♪
プラスアルファのスキルを身につけるときの注意点
メインはイラスト!本末転倒にならないように
よぉし!デザインのスキルを身につけるぞ!!
などと、気合が入ったかもしれません。しかし、イラストレーターにとってメインの仕事は「イラスト」。新しいスキルを身につけたいがために、イラストがおろそかにならないように気をつけましょう。
あれもこれもとスキルを磨こうとして「全部、中途半端!」というのは避けたいですよね。
わたし自身も…、あれやこれやとやりがちなんですけどね…。
方向性を見失わないように
「自分が描いていきたいイラスト」と「プラスアルファのスキル」の相性が良いことも重要です。ちぐはぐした組み合わせにすると、方向性を見失ってしまいます。
こちらは極端な例ですが、自分では「いける!」と思った組み合わせでも、実は「需要がない」といった場合もあるかもしれません。プラスアルファのスキルを身につけるなら、あなたのイラストを活かせるスキルにしましょう。
【独学イラストレーター】プラスアルファのスキルを身につけよう
イラストは、さまざまなスキルと掛け合わせしやすいのがメリットです。これから新たにライティングの力を身につけてみたり、過去の経験に磨きをかけてみたりすると「あなたの強み」が生まれます。
ライターのスキルを掛け合わせてイラストを売り込みたいなら、
こちらの書籍もぜひご覧くださいね。
コメント